「永住者ビザ」の基準とは?

在留資格「永住者」を持っている外国人は、ビザの中でも最多(約90万人)の在留資格です。

最多の人数を誇っているビザですが、取得の難易度は最も難易度が高いビザの一つでもあります。

永住者ビザのメリットは外国人にとって計り知れないので、取得難易度は高いのですが、最終的に「永住者ビザ」を取得する外国人が増えています。

永住者ビザのメリットは

  • 在留期間が無制限になる
  • 住宅ローンが組めるようになる
  • 就労制限がない

などがあげられます。

「永住者ビザ」を取得すると日本に滞在するためのビザ変更やビザ更新をする必要がないので、煩雑さから解放されるだけでなく、精神的に解放されるので、外国人にとってのメリットは計り知れないのです。

「永住者ビザ」 の基準とは?

では永住者になるためには、どうすればよいのでしょうか?

次のような要件を満たす必要があります。

  1. 素行が善良であること
  2. 独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること
  3. その者の永住が日本国の利益に合すると認められること

素行が善良であること

素行善良要件と言われています。

法律を遵守し日常生活においても住民として社会的に非難されることのない生活を営んでいることと言われています。

日本で長く住むことになるのですから、日本の生活や道徳を守るのは言うまでもありません。

独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること

独立生計要件と言われています。

日常生活において公共の負担にならず、その有する資産または技能から判断して将来的に生活が安定することが見込まれることが必要です。

ただし、永住ビザを申請する外国人だけの資産または技能を満たす必要はなく、世帯全体で満たせば許可が取れることがあります。

その者の永住が日本国の利益に合すると認められること

国益要件と言われています。

次のいずれの要件にも満たす必要があります。

  1. 長期間にわたり日本社会の構成員として居住していると認められること
  2. 公的義務(納税、公的年金及び公的医療保険の保険料の納付並びに出入国管理及び難民認定法に定める届出等の義務)を適正に履行していることを含め、法令を遵守していること
  3. 公衆衛生上の観点から有害となるおそれがないこと
  4. 著しく公益を害する行為をするおそれがないと認められること
  5. 在留特別許可あるいは上陸特別許可を受けた者であっては、一定の事項に該当すること
  6. 原則として、公共の負担となっていないこと

「永住者ビザ」の詳しい説明は、当事務所のホームページに掲載しています。

もしよければ参考にしてみてください。

「永住者ビザ」のホームページ