最近は、「在留カード」の偽造摘発事件が多発しています。
「在留カード」を偽造し利用することにより、就労できない外国人が違法に就労したりして、外国人のみならず雇用した経営者までもが逮捕されているニュースの報道を見ることが多くなっています。
「在留カード」の券面の偽造技術の精巧化、有効な在留カード番号を使用した偽変造在留カード作成事案が発生するなど、これまで以上に偽変造在留カード対策が必要となっています。
在留カード等読取アプリケーションとは?
「在留カード」が偽造されていないかどうか調べる方法の一つが在留カード等読取アプリケーションを利用する方法です。
「在留カード等読取アプリケーション」とは、在留カード及び特別永住者証明書が真正なものであることを認証するとともに、在留カード等のICチップ内に記録された氏名等の情報をもとに在留カード等の券面上に印字されている内容をそのまま画面に表示するためのアプリケーションになります。
在留カード等読取アプリケーションについては出入国在留管理庁のホームページ(こちらPDF)をご確認ください。アプリの入手方法など記載があります。
出入国在留管理庁では、令和2年12月から、在留カードおよび特別永住者証明書のICを読み取ることができる在留カード等読み取りアプリケーションを無料配布しております。
在留カード等読み取りアプリケーションは、在留カード等のICチップ内に保存されている身分事項や顔写真等の情報を読み取るためのものです。
読み取った情報と、券面に記載された情報を見比べることにより、容易に偽変造の有無を確認することができます。
在留カード等読取アプリケーションは、法令で定めるもの以外に雇用契約や諸取引などの場で、身分確認を行う必要がある場合に利用するものになります。
当たり前ですが、このアプリを利用する際には、名義人本人の同意を得た上で利用してください。
外国人が就労できるビザに関することは、当事務所にお気軽にご相談ください。