
今年の2025年3月28日の正午過ぎ、ミャンマー中部のザガイン管区を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。
ミャンマー第2の都市と言われるマンダレーでは建物や橋の倒壊が報告され、多くの死傷者が発生するなど、甚大な被害が広がっているそうです。
ミャンマーの大地震の影響によりミャンマー労働省が発給する海外労働身分証明カード(OWIC)の発給が大幅に遅れているとのこと。
ちなみにOWICとは、Overseas Worker Identification Cardの略称で、ミャンマー国籍の方は、ミャンマーの法律上、海外で就労する場合に、ミャンマー労働・入国管理・人口省に申請する必要がある海外労働身分証明カードのことを言います。
海外労働身分証明カード(OWIC)の発給が大幅に遅延しているため、在ミャンマー日本国大使館において所定の査証申請手続を経て発給された有効な査証を所持している場合には、ミャンマー国籍の方の就労に関する在留資格認定証明書(当該在留資格に係る「家族滞在」を含む。)の有効期間を3か月から6か月に延長することが決まりました。
出入国在留管理庁の対応
ミャンマー人の方の在留資格認定証明書(COE)の有効期間の延長をすることに、出入国在留管理庁の対応として次のような措置が取られることになりました。
対象となる在留資格とは
在留資格認定証明書(COE)の対象となるすべての就労資格ビザおよび「家族滞在」ビザのみ有効期間を3か月から6か月に延長になります。
もし、お持ちのCOEの作成年月日から6か月を経過している場合は、COEの再申請になります。
対象となる国籍者とは
ミャンマー国籍の方になります。
有効とみなす期間とは
在留資格認定証明書(COE)の有効期間を作成年月日から6か月に延長になりました(通常は3か月)。
有効とみなす条件
受入機関等が「引き続き、COE交付申請時の活動内容どおりの受け入れが可能である」ことを記載した文書を在ミャンマー日本国大使館へ提出し、かつ、在ミャンマー日本国大使館交付の査証を所持している場合です。