在留期間が無期限のビザとして「永住者ビザ」が有名ですが、「高度専門職２号ビザ」も無期限であることはあまり知られていません。
「高度専門職２号ビザ」とは、高度人材に対して出入国在留管理上の優遇措置を与えることにより，高度外国人材の日本への受入れ促進を図ることを目的としたビザになります。
「永住者ビザ」と「高度専門職２号ビザ」の違いとは？
活動制限について
「永住者ビザ」は、活動制限はありません。単純労働や風俗関係のお仕事でも可能です。
「高度専門職２号ビザ」は、ほとんどの就労活動ができますが、単純労働や風俗関係のお仕事はできません。
在留資格の取消について
「永住者ビザ」は、在留資格の取消はありません。
「高度専門職２号ビザ」は、取り消しがあります。正当な理由なく高度専門職の活動を行わず、かつ、他の活動を行い又は行おうとしている場合は、正当な理由なく継続して６ヶ月以上「高度専門職２号ビザ」の活動を行わない場合は、取消対象になります。
家事使用人を海外から呼び寄せることができるか？
「永住者ビザ」は、家事使用人を外国から呼び寄せることはできません。
「高度専門職２号ビザ」は、一定の条件がありますが、「特定活動（告示２号、告示２号の２、告示２号の３）ビザ」として海外から家事使用人を呼び寄せることができます。
親を呼び寄せることができるか？
「永住者ビザ」は、外国から親を呼び寄せることはできません。
「高度専門職２号ビザ」は、一定の条件がありますが、「特定活動（告示３４号）ビザ」として外国から呼び寄せることができます。
「配偶者」や「子」の在留資格は？
「永住者ビザ」の場合は、配偶者や子の在留資格は、「永住者の配偶者等ビザ」になります。
「高度専門職２号ビザ」は、配偶者や子の在留資格は通常「家族滞在ビザ」になります。また配偶者には就労可能な「特定活動（告示３３号）ビザ」があります。
